5月18日 ”人生は、ジャズだと思う”
指揮者がタクトをあげる。
楽譜という美しい計画、その計画を形成するこれまた美しい音符たち。
完璧に計画を実行し、完璧な作品を生み出すために、各楽器が叫びだす。
計画に狂いはない。
各楽器の叫びは、一寸の狂いなく、計画を実行する。
最後の叫びが止んだ時、両手から繰り出される歓声が計画を絶賛する。
これこそが、オーケストラ。
私たちも、人生をオーケストラにしたいと思う。
夢を持ち、完璧な計画を携えて、完璧な人生を送る。
そこには、失敗や嘲笑、失望などはない。なぜなら、計画は一寸の狂いはないのだから。
という感じで、かっこよく書いてみました。
オーケストラの演奏は長いから聞かないのですが、例えとしてはバツグンだと思ったので。
今日は「人生は、ジャズだと思う」です。
最近仕事をする前にタスクリストを作り、予想時間と実績時間を記録しています。
私は計画を立てるのが苦手でして、計画を立てるために、今を仕事がどのくらいで終わるのかを定めようと思っているのです。
タスクリストはおすすめです。
なぜなら、自分の予想は当てにならないことを知れるからです。
今日も、ある仕事に関して30分で終わる予想をしていたのですが、結局5時間かかりました。
びっくり仰天です。
予想を当てにするのは、本当に怖い。
ここで、「人生は、ジャズだと思う」に話を戻しましょう。
私は、仕事をオーケストラだと思っていました。
計画をたて、実行する。
でも、今日思ったのは、「計画は当てにならない」ということです。
計画というのは、様々な視点から、じっくりと考えられるものです。
しかし、一番重要なことが欠けています。
それは、”今”です。
”今、この瞬間”です。
私たちは、”今”を生きています。
そして、”今”、何かをしています。
計画を作るのは楽しいです。未来が見えたような気がして、預言者になった気分です。
作るだけで満足感を得られます。
でも、次第に”今”が計画をダメにしていきます。
頑張って作ったのに。
”今”にダメ出しされている気分です。
でも、それが人生です。
人生は、オーケストラのような、各音符が1本の線で繋がり、美しい旋律を奏でるわけではない。
1日1日という各音符が独立していて、たまにいい旋律に聞こえる時もあるし、訳がわからない旋律になることもある。
それは偶然に起こる。私たちにはコントロールできない。
あるのは、全ての人々が無意識のうちに作り出す”今日の世界”というコード進行。
私たちは、そのコード進行のなかで、それぞれ音を奏でる。
そう、ジャズのように。
心の赴くままに。
それがいい旋律を作り出すのか、それとも聞くに耐えない旋律を作り出すのか。
それは問題ではない。
いい旋律は気持ちよくさせる。
聞くに耐えない旋律は、私の生涯の旋律に”味”を与える。
そう、どんな旋律も価値がある。
どんな旋律を奏でようと、誰かに何かを言われる筋合いはない。
その旋律は自分のものだ。
いいかどうかも自分が決める。
自分の旋律を誰かに認めてもらう必要もない。
誰かが求める旋律を奏でる必要もない。
みんな、自分の旋律を奏でているだけなのだから。
私は”今日の音”を奏でるだけ。
どういう旋律になるか。
それは、その時がきたらわかるだろう。
傑作もいいいけど、駄作もいい。
傑作は人々に憧れを与えるけど、駄作は人々に元気を与える。
傑作にする必要はないよね。
明日は、どんな音を奏でられるかな?
明日も楽しみだな。
では、みなさん良い1日を!
今日の一言
スペインに移住して、毎週サッカーを観戦するのが夢なんですけど、移住するにはどうしたらいいのかな?
スペイン語を習って、仕事を見つけて、家借りて、終わりかな。
早く奨学金返そ。